【レビュー】床材用クルミリターの使用感と気付いた事6つ

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「クルミのザクザク感!たまらん!」

 

いままで広葉樹マットやペットシーツやコーンリターなど、ハリネズミ用の床材を様々使用してきた小生でありますが、今回使用感のレビューをするのは、今はまだハリネズミ用床材としては知名度の低い「クルミリター」です。

砕いたクルミの殻を使った床材ですが、かなり細かく刻まれているのでハリネズミが食しても大丈夫と言われています。また、ハリネズミがクルミリターの上を歩き回ると「ザクザク」と音がして我が子の存在感を常に感じることが出来ます。

他にも色々と使い道がありそうなクルミリター、その見た目や、特徴、使い心地、実際にクルミリターを食してみての感想とか、そういった類のものを皆様に出来るだけわかりやすくお伝えできればと思っております。それではクルミリターの実食クルミリターのレビューについては続きをどうぞ!

【クルミリターについて】

・粒の色

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粒自体の色は真茶色です。子供の頃の図画工作で「土の部分を塗りなさい」と言われた時に真っ先に選ぶ茶色絵の具のような「真茶色」をしています。という事で、くるみリターを床に敷き詰めて遠目で目を細めて見てみると、一見して土っぽく見える感じ。

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ただ、入っている粒同士を見比べてみると色合いの違いが少ないため、床に敷き詰めた時の茶色に統一感があります。「土色」といいつつも想像よりお上品な感じになります(上の写真でなんとなくお上品そうな雰囲気が伝われば幸いです)。

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右が水をかけた後の粒、左が水をかける前の粒です。ご覧の通り水をかけた直後に明るい所で見れば若干色の違いを感じますが、はっきりとはわからないため、ケージ内でハリネズミがおしっこした所を判別するのは非常に困難と言えます。

 

・粒の大きさ

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粒の大きさは上の写真のような感じ。大きいものだと4mm、小さいものだと2mmといった所。粒同士の大小サイズの差が比較的小さい印象です。コーンリターは粒同士でサイズも色も違いがありましたが、クルミリターは粒のサイズと色が比較的均一で個人的に気に入ってます。

ちなみに、これぐらいのサイズだと雄の性器にくるみリターが入ってもおかしくないなーなんて思っていますが、今まで見てきた中で性器にリターが入っている姿を見たことがありません。たまたま入ってないのか、それともリターが小さいから入ってもすぐ出てくるのか、引き続き観察してみようと思ってます。

 

・粒の吸水性

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試しにクルミリターを水に1時間近く漬けてみました。結果は「パット見だとクルミの殻だけあって全然吸水しない」って感じ。なんなら若干撥水してるのでリターが沈まないor沈んだやつに気泡がくっついているレベルです。

ところがクルミリターを販売しているお店によっては「吸水性があり」とうたっている所もあるようです。何をもって吸水というのかって話ですが、少なくともペットシーツのような吸水の仕方はしないなーっていうのが正直な感想です。

 

・粒の匂い

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酸っぱい臭いと、甘い臭いと、ニスの臭いが混じりあった感じです。決して悪い匂いではないですがなれるまで2〜3日は違和感を感じるかもしれません。そして人間ですら違和感を感じるのだから、ハリネズミにとってはアンティングまったなしって感じでしょう。

 

・粒の触感と食感

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床材のレビューでは半ば恒例化してきた「実食シリーズ」ですが、食べてみた感想は「鬼固い」って感じです。コーンリターも相当硬かったですが、こっちはもう奥歯でも噛み砕けないぐらいの固さです。あと、味ですが、ちょっと酸っぱかったです。後味は木屑っぽい感じです。興味がある人は実食あれ。

 

・クルミリターの値段

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小生が買ったのはビバリアの「クルミの床材」ってやつです。他にもはりねずみんみん共和国の「オリジナルくるみリター」(amazon在庫無し…)ってのもあるようですね。ビバリアのクルミの床材は2kgで1400円なので他の広葉樹床材等に比べて割高感があります。

ただ、コーンリターと比較すると、ほぼ同量で同額ぐらいなので、現在コーンリターを使用している人にとってはクルミの床材を試しに使ってみるのは手かもしれません。色とサイズがコーンリターとは全然違うので、我が子がどちらを好むか比較してみると良いでしょう。

コーンリター① コーンリター② くるみリター

 

【クルミリターの使い心地について】

1.我が子の砂掘り本能を呼び覚ます

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「掘り掘りなら任せろっ」

クルミリターの中に栗剣さんを投入すると、プロボクサーのように「右!左!右!左!」と一生懸命リターを掻き分けて床材を掘り進もうとします。栗剣さんに限った話かもしれませんが、コーンリターの頃よりもくるみリターの方がより顕著に砂掘りする印象です。

また、上の写真のように深めのタッパーに床材をいれてケージ内に置いておくと、毎夜毎夜、砂浴びのように体をゴロンゴロンして遊んでいます。普通の砂浴び用砂(細粒)だと砂浴びしない我が家の栗剣さんですが、こちらのクルミリターだと楽しそうに遊んでいます。

 

 

2.粒がひんやりしていて夏場にGood

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「サラサラでヒンヤリして気持ちE!」

触るとわかるんですがクルミリター自体は非常にサラサラしています。またクルミリターの中に手を突っ込むと内側のリターはヒンヤリしています。ということで、夏場の暑い時期は深めにくるみリターを敷いておくといいかもしれません。暑くなったら自分でクルミリターを掘り掘りしてヒンヤリ感を味わってくれそうです。

 

3.歩き回るとザクザク音がする

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「一歩一歩!ザックザック!」

クルミリターを床材として敷いておくとハリネズミが歩きまわる度に「ザクザク」と音がします。我が家ではこのザクザク音が聞こえてくると「剣さん何してるンスか!」と皆でケージに駆け寄り、静かに挙動を見守るのが通例となっています。

そんな我が子の存在をいつでも感じ取ることが出来る楽しさがありますが、逆に、夜中はクルミリターを踏み抜くザクザク音が若干気になるかもしれません。夜の音に神経質な人は注意してくださいね。

 

4.リターは消化されず糞として排出される感じ

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「さすがに消化は出来んかったわ…」

栗剣さんのうんちを拾っている時に気付きましたが、さすがにクルミリターは消化されずにうんちに紛れ込んでいました。ただ、リター自体がそれほど大きくないので混ざっていても詰まらずに自然と排出できているように感じます。

鼻先についた小さなクルミリターを舌で舐めとったり、床のくるみリターに頭を突っ込んでブルドーザーのように進んでいる姿をよく見ますが、そんな事していれば少なからず口の中に入ってしまうんでしょうね。

 

5.袋の中はちょっと粉っぽい・・・

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上の写真からはわかりづらいかもしれませんが、クルミリターには若干の粉っぽさがあります。人間にとっては気にする程の量ではないですが、ハリネズミにとっては微量な粉っぽさでも体がかゆくなってしまう可能性があります。

クルミリターを床材に使ってから急に体を掻いたりする行為が増えた訳ではないですが、使い始めは我が子が粉っぽさに過敏な反応をしないか、念のためウォッチしておくほうが良いかと思います。

 

6.粒が茶色なのでケージ内が若干暗いかも・・・

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コーンリターや広葉樹チップが明るいベージュだったのに対し、クルミリターは茶色をしているのでケージ内が若干暗くor重苦しくなってしまいます。なので、クルミリターを敷いた際は、明るめの色の餌皿などを使用するのが良さそうです。

 


 

以上、くるみリターのレビューでした。まだまだ他の床材よりも知名度が低いクルミリターですが、床材に使えたり、浴び砂に使えたり、工夫次第で遊べる床材だなーと思ってます。また、広葉樹やコーンリターが明るいベージュ色に対し、クルミリターは茶色と色合いがまったく異なるので、ケージ内の雰囲気を一新したい時にも一役買ってくれそうです。

床材選びはハリネズミ飼育をする上で一位二位を争うぐらい気を使うところです。そして我が子がどの床材を一番好むかはハリネズミの性格にもよると思うので、色々悩まずに試しに一度使ってみればいいと思います。使ってみて我が子が気に入ってくれれば定期利用すればいいし、気に入ってくれなかったら、、、それはほら、あれだ、また新しい床材に手を出してみましょう!そう!小生のようにね!

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