【保存版】事前に用意すべきハリネズミ用防災グッズ10選

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「頭上注意…?」

 

災害ってのはいつ起きるかわからないものであります。また、それが地震なのか、津波なのか、土砂崩れなのか、どんなタイプの災害なのかも起きるまではわかりません。そしてこれら災害は一度起きると、ライフラインが途切れたり物流が滞ったりする事により、あわてて防災用グッズを用意しようとしてもなかなか手に入らない事が多いものです。

 

というわけで事前に災害に備えた「防災グッズ」を用意しておくことが強く求められており、その機運は東日本大震災の教訓から、より高まっているような現状であります。

 

ちなみに、話は少し逸れますが、小生震災後に2年近く気仙沼にいたことがあります。気仙沼では、飲み屋で、お客様先で、多くの人の話を聞く機会があり、そのなかには当然震災時の話というものもありました。そういった方から直接聞く震災時の状況の話ってのはテレビなどのメディアから得られるものとは一線を画しているものがほとんどでした。「何が本当に生死を分かつのか」「自分の起こした小さなアクションがその後の生活に与えた大きな影響」など、用意した防災グッズの中で「あれのおかげで○○だった!」なんてのを直接聞くと色々と思うことがあったってのが本音です。

 

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「防災道具?」

 

さて、飼い主からすればハリネズミは愛玩動物ではなく家族も同然なわけで、それ故家族のために防災グッズを事前に検討しておくことは当たり前の事でございます。被災時に我が子であるハリネズミとどのように向き合って、どのように世話をして、どように仮生活を乗り切るかという事は一度はしっかりと検討しておくべき重要な事です。

 

というわけで、以下では、小生が考えた「事前に用意しておくべきハリネズミ用防災グッズ」を10アイテム紹介してみようと思います。もしもの時に柔軟に対応し、その場をしっかりと乗り切る上で必須なアイテムだと思うので、この機に何があって何がないのか確認し、足りないものは購入して用意しておくことをおすすめします。

 

ちなみに今回文章量多めなので、先に結論だけ書いておくと【ハリネズミ用フード】【ミネラルウォーター】【ほっかいろ・瞬間冷却剤】【虫カゴ】【ハリネズミ寝床用寝袋】【キッチンペーパー】【使い捨てビニール手袋】【サランラップ】【温度計】【ファブリーズ】の10種類です。詳細については続きでどうぞ。

 

 

【想定している状況】

以下のような状況を想定してハリネズミ用防災グッズを考えてみました。

  • 地震により罹災
  • 自宅の電気水道ガスといったライフラインはストップ
  • 交通機関が一部マヒして物流が滞っており、近場ではモノが手に入らない
  • 余震により自宅待機が困難で一時的な避難所生活が必要
  • 1週間程度は避難所での生活を余技なくされそう

ポイントは「ライフライン断」ってのと「1週間近い避難所生活」って所でしょうか。

 

 

【ハリネズミ用防災グッズ10選】

1.ハリネズミ用フード(200g)

過去の首相官邸防災特集では、防災グッズとして必要な備蓄食料は【概ね3日分】と言われています。他の県や市の防災計画や記事でも大体【3日分】っていうのが一般的になっているように思います。

ただし、昨今の東日本大震災等をみる限り、3日分から更に余裕をみた+αを考慮する事が必要かななんて思います。実際、2013年の「中央防災会議」や「南海トラフ地震対策会議」では「7日分以上の防災グッズを用意するのが好ましい」なんて検討結果もでているので、今回用意すべき備蓄ハリネズミフードは約7日分を目安としました。

一日20g×7日分=140gで、色目をつけて200gを必要量としました。実際に使用するときの事を考えると、備蓄用のハリネズミフードはそれ自体がジップ式のもので、100g×2袋を用意するのが衛生面や保存面を考えて良いと思います。

ジクラアギトなんかは袋自体がジップ式になっていて、さらに100gから小分けで買えるので、これを2袋買っておけばひとまず安心かと思います。ちなみに、我が家のハリネズミフードとしてこのジクラアギト使用していますが食いつき悪くないです。興味ある方は一度小さいサイズのものを購入して、我が子の食いつき具合を見てみて問題なければ備蓄用として持っておくのがいいかもしれません。

 

2.ミネラルウォーター(2リットル)

ハリネズミの飲み水としての水であればおそらく500mlペットボトルが1本もあれば十分でしょうが、ケージ内の掃除などの事を考えると余裕をみて2リットルぐらい必要だと思います。

基本的に避難所での飼い主とペットの同居は出来ないケースが多いです(大田区避難所情報被災地応援ボード)。となると、いつでも目の届くところに連れ置けない以上、なるべくこまめにケージ内を掃除して衛生環境を保ち、目の見えない所で我が子が体調を崩さないよう世話をする事が非常に重要だと思います 。そういった意味で余裕を持った水を用意するのが良いかと思います。

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ちなみに、水やりのために小さめのスポイトを1本もっておくと、水皿がなくて我が子に給水出来るのでおすすめです。我が家では時々小さめのスポイトで給水してあげてますが、結構使いやすいです+スポイトで水を飲む姿が結構可愛いです。

 

3.張るほっかいろ(20枚)・瞬間冷却剤(30枚)

被災時に一番大きな問題なのが、ハリネズミのための室温管理になります。避難場所にもよりますが、避難所の室温によって追加での暖房や冷却が必要になる事が想定されます。

そこで必要なのがケージ内の温度をあげるための「ほっかいろ」、または冷却するための「瞬間冷却剤」になります。ほっかいろの効果持続時間は概ね8時間程度なので、仮に24時間使用するとして1日3枚、7日間使用するなら3×7≒20枚ということで20枚としました。冷えピタは持続時間が4時間程度なので、ほっかいろ20枚の倍、30枚を必要枚数としました。

 

4.小さめの虫かご

ハリネズミ持ち運び用のケージになります。持ち運び用のフリースケージを持っている一は多いかと思いますが、フリースケージはその持ち運びの観点からサイズが小さめです。罹災時の事を考えると、もう少し大きめの方がいいと思うのであえて虫かごをおすすめとしてかかせてもらいました。

虫かごは安価に手に入る事、手に入れやすい事、ガラスやアクリルには敵わないけれど保温機能がある事、これらより、小さめの虫かごを一つ用意しておくのがいいかもしれません。普段はこの虫かごの中に防災グッズをいれておけば、緊急時にはこの虫かごとハリネズミを抱いて飛び出せばいいと思います。

 

5.寝床用寝袋

ハリネズミ用の寝床として寝袋を一つ追加で用意しておくのが良いでしょう。ただでさえいつもと異なる環境に置かれているハリネズミにとって寝床なしでの生活はあまりにもストレスフルです。ただ、素材をフリースにするか、それとも帆布にするかは悩みどころですね。

 

6.キッチンペーパー(一巻分)

ケージ内に敷くペットシーツの代用としてキッチンペーパーを使用し、日々取り替えるのが衛生的。また、キッチンペーパーをこまかく千切ってケージの中にいれておけばウッドチップ等の代用にもなるので少し多めに防災グッズとして用意しておくのが吉。

 

7.100均使い捨てビニール手袋(1箱)

糞尿処理の時に使う用に、使い捨てビニール手袋を1箱用意しておくと何かと便利です。「ビニール手袋便利」の記事でも書いたとおり、手を汚さずに衛生的にハリネズミの糞尿処理が出来ます。ダイソーやcandoに売っている使い捨てビニール手袋は1箱100枚ぐらい入っているので、これを1箱かって防災グッズとして持っておくのが安心です。何かあったときには私用にも使えるしね。

 

8.サランラップ・アルミホイル

餌皿や水皿を防災グッズとして用意していても、その餌皿や水皿を洗うための水は非常に貴重なものです。ということで、餌皿や水皿にサランラップをしいてから餌をのせることで洗い物を極力減らすことが出来ます。餌皿や水皿がない場合にはアルミホイルを複数枚重ねて小箱チックに成形すれば代替皿になるのでおすすめです。

 

9.温度計・湿度計

ケージ内の温度の低い高いはハリネズミの生死にダイレクトに関わってきます。今の温度が高いのか低いのかわからなければ、自分がハリネズミのために何をすればいいのかもわからず右往左往してしまいます。そして、防災グッズとして温度計を持っている人はおそらくごく少数です。自分が行った先の避難所にたまたま温度計を持っている人がいる可能性は非常に低いでしょう。温度計だけは自前で一つ用意しておくことをおすすめします。

 

10.ファブリーズ

避難所生活は共同生活です。この避難所生活でのいざこざとして議題にあがるものの中に「ペット」というものがあります。ペットの衛生面、臭い、鳴き声などがトリガーになっていざこざになるケースがあるようです。

この件、すごく難しい話だと思います。飼い主からすれば家族同然の生き物だけど、赤の他人からすればただの愛玩動物としか見えなかったりするので互いに思いがすれ違うのは十分にありえるし、しょうがないことだと思います。

それはそれで別の議論や問題があるにしても、少なくとも飼い主として出来る限りの準備はする必要があると思います。ハリネズミはケージ飼育ですし、鳴き声も微かななのであまり気になりませんが、しいて言えば餌や動物臭は少なからずします。可能な限りこの臭いを外にふりまかないためにあえてファブリーズというものを防災グッズとしてピックアップしました。

 


 

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「防災用に10個も用意するの…?」

 

以上、事前に用意すべきハリネズミ用 防災グッズについてでした。なんでもかんでもあればそれはそれに越したことはないですが、多くの場合、罹災時に持ち出せるものには限りがあります。

「限られた時間」の中で「限られたものを持ち出す」ということを考えると、この上記10つぐらいが限界ではないでしょうか。いや、この10つでもかなり多いと思います。実際に被災した方の話を聞く限り、両手でもてる程度のものしか持ち出せないなんて話も実際に聞きました。

ほかに持ち出すべきものがたくさんある中で更に上記10つを持ち出すことがいかに困難かは想像にしてたやすいです。ということで、今回10項目ほど防災グッズとして数え上げましたが、それぞれが工夫して、それぞれが取捨選別をして、それぞれにとって本当に必要なものを事前に用意して、緊急時にそなえるという事が大切な事だと思います。

 

防災グッズってのはなかなか「よし!揃えるか!」となりづらいものだと思います。必ず必要だとはわかっていても「何が必要かあとでリストアップしよー」とか「友達に何揃えてるかきいてみよー」なんて思っているうちに忘れてしまうことが多いでしょう。

改めて以下に一覧にしておきますので「今この記事をみた」という行為を一つの機会だと思って必要な防災グッズを用意し、そしてあわよくば多くのハリネズミが被災の中でも強く生き延びて普段通りの生活に戻れる事を強く願っております。

 

  1. ハリネズミ用フード(200g)
  2. ミネラルウォーター(2リットル)
  3. ほっかいろ・瞬間冷却剤
  4. 小さめの虫カゴ
  5. ハリネズミ寝床用寝袋
  6. キッチンペーパー(一巻)
  7. 100均使い捨てビニール手袋(一箱)
  8. サランラップ・アルミホイル
  9. 温度計・湿度計
  10. ファブリーズ

 

ちなみに小生も改めて追加で買わないといけないものがあるのですが、出不精ではないものの買いに出るのが若干面倒だったので全てアマゾンで購入することにしました。何かあった時に出かける手間がかからない便利な世の中になったなーと小生感動の嵐であります。うんうん。

 

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