【レビュー】ハリネズミ給水用にヤドカリオアシスを使ってみた

「朕はいつも新鮮で美味しい水を所望するのである！」

今回レビューするのは「ヤドカリオアシス」というヤドカリ用給水器です。「え？ヤドカリ？ヤドカリ用をハリネズミに使うの？どういう事？」と思う方もいると思いますが、この給水器、めっちゃ便利なんです。なんていったって「勝手に適量の水がボトルからお皿に出てくる」んです。

普通、水皿をケージの中に設置してハリネズミに水をあげる場合、毎日水皿の掃除と水の取り替えが必要になります。もしくは給水ボトルを設置していれば定期的に水を補充すればいいので楽ですが、ケージによってはそもそも設置出来なかったりします。

今回レビューするヤドカリオアシスという給水器は「毎日水を変えることなく給水ボトルのように定期的な水の補充をすればいい。しかもどんなケージにも置ける。」という水皿と給水ボトルのいいとこ取りなアイテムになっています。

ここ最近飼った飼育用品の中では久々に（個人的に）大ヒットしているヤドカリオアシスについて、続きでレビューしてみました。「給水といえば水皿か給水ボトル」という常識に一石を投じ、多くのハリラー達の選択肢の一つになればと思っております。

ヤドカリオアシスについて

１．大きさ

実測してみましたが、ボトルの高さは13cmで、底面積は13cm×7cmぐらいです。よっぽど小さなケージで飼育していない限りはヤドカリオアシスを置くスペースがあるはずです。ちなみに我が家は60cm×45cmのケージですが、回し車と寝床と餌皿を置いてもヤドカリオアシスを置くスペースは十分にあります。

２．重さ

本体の重さは100gで、水を満タンまで入れた状態だと350gです。小さめのハリネズミと同じぐらいの重さでしょうか。個人的にはもう少し本体が重いとハリネズミに動かされずに済むのになぁなんて思いますが、置く場所をケージの角などにすれば特に問題ないです。

３．ボトル用量

ボトルの用量は250mlと多すぎず少なすぎといった所です。我が家の栗剣さんは1日に約100ml弱ぐらい飲むのでこれぐらいの用量だと、水の補充は3日〜4日に1回ぐらいですんでます。毎日水を取り替える必要がないのは非常に楽です。

４．値段

ヤドカリオアシスのお値段は1000円弱ぐらいと比較的リーズナブルで手が出しやすい価格帯です。値段だけで言えば、水皿も、給水ボトルも、ヤドカリオアシスも大体同じぐらいの値段なので、使いやすさとか好みとか機能とかで選べばいいと思います。

ヤドカリオアシスの使用感

１．床置型で導入が簡単

使い方が水皿のようにケージの中に置くだけなので導入が簡単です。そして水皿方式からある日突然ヤドカリオアシスに変えてもおそらく違和感なく水を飲んでくれると思います。我が家の栗剣さんは水皿をヤドカリオアシスに変えた初日からガンガン水を飲んでました。

ついでに、給水ボトルを使う場合、我が子が給水口から水を上手に飲めるようになるまで時間がかかる可能性があります。あるいは結局給水ボトルから水を飲んでくれず買い損になる可能性もあります（経験談）。それがヤドカリオアシスなら心配不要なのもポイントだなーなんて思います。

２．台が適度に重くひっくり返されない

台座部分が少し重くなっているので、ハリネズミに押されても簡単に倒されるような事はなさそうです。ただ、押されて場所が動かされることはあるかもしれませんが、置く場所を工夫して、例えばケージの四隅などにすればそれほど問題ありません。

３．少し加工すれば水面の高さをあげられる

元はヤドカリ用給水器なので、ハリネズミに使うには水面の高さが若干低い気がします。ただ、上の写真の突起しているボトルの口を切り、短くしてあげれば水面の高さをあげる事が出来ます。ボトル自体も柔らかく加工が用意なのもGOODです。

４．床材等が水に入ると悲しい

台座の床からの高さは13cmと若干低めです。なので、ハリネズミが台座周りをばたばたと走り回ると、木屑が中に入ってしまう事があるのがちょっと残念な所。特にコーンリターやクルミリターのようなチップ系・リター系ではなく、広葉樹マットなどの木屑系を使ってると水回りに混入する可能性が高いので注意してください。

５．隙間部分が掃除しづらい

これは掃除するときの話ですが、台座には上写真のような隙間部分があるんですが、ここ、隙間に水垢がたまりやすいんですよね。なので定期的に水垢の掃除をしないといけないですが、この隙間、ちょっと掃除しにくいですよね。ちょっと小さめのスポンジか何かあった方がいいと思います。

以上、ハリネズミ用の給水器にヤドカリオアシスを使ってみた結果でした。水皿と給水ボトルの良いとこどりな感じで大変使い勝手が良く、小生、かなりお気に入りでして、早く皆々様方にお伝えしたかった次第です。

他のハリネズミブログを眺めていてもヤドカリオアシスを使っている方を時々見かけますが、見かけるたびにオアシス仲間に謎の親近感を感じている小生でございます。金額も1000円弱と比較的手を出しやすいので、水皿を使っている人は試しに一度ヤドカリオアシスを導入してみてはいかがでしょうか。また、我が子が給水ボトルになかなか慣れてくれず、モヤモヤしている人も是非使ってみてはいかがでしょうか。