![DSC08983](http://hari-hedgehog.com/wp-content/uploads/2016/02/DSC08983-1024x683.jpg)
「深夜の回し車大運動会に向けて、気力をためるのダッ!」
昨日、「回し車のサイズはどれが良いか」なんていう記事を書きましたが、
我が家で使っている回し車はSANKOのメタルサイレント 32です。
静かだし、洗いやすいし、重量感があるから倒れたりしないので満点です。
ただ、一つだけ残念な事があるんです。
「回し車の回転数がわからない」
回し車に対して無茶言うなと言われればその通りですが、
小生、どうしても夜中に栗剣さんが回し車をどれぐらい回しているか知りたいのです。
回し車の回転数がわかれば栗剣さんの健康状態も測れると思うので。
そんな動機の元、インターネットを駆使して情報収集したものの
回し車の回転数を測定する機器って売ってないんですよね。
昔は回し車カウンターなるものが市販であったらしいんですが、
今はもう廃版になってて中古も手に入らないような状況です。
ということで、
![DSC09033](http://hari-hedgehog.com/wp-content/uploads/2016/02/DSC09033-300x200.jpg)
作ってみた。
まあ、回し車カウンターの正確さはちょっと低いですが、
夜中に我が子がせっせと回し車を走ったのか走ってないのか
走ったなら大体どれぐらいだったのかぐらいはわかります。
自作するのに買わないといけないものは100均で買った歩数計だけだし、
必要な工具は細めのドライバーとペンチぐらいだし、
作り方も簡単なので是非作ってみてくださいね
目次
【100均の歩数計で作る!回し車カウンター】
1.準備するもの
![DSC09025](http://hari-hedgehog.com/wp-content/uploads/2016/02/DSC09025-300x200.jpg)
- 歩数計(CAN★DO)
- ドライバー(細め)
- ペンチ(細め)
ちなみにダイソーや他の100円均でも歩数計は売ってますが、
なるべく使うのは、CAN★DOの万歩計にしてください。
こいつで作ったものが一番回し車カウンターとしての精度が高かったです
(理由はこの記事の「続き」ででもさらっと書いておきます)
![DSC09021](http://hari-hedgehog.com/wp-content/uploads/2016/02/DSC09021-300x200.jpg)
2.歩数計から電池を取る
![DSC09026](http://hari-hedgehog.com/wp-content/uploads/2016/02/DSC09026-300x200.jpg)
上の部分の電池の蓋を押し上げて開けてください。
電池がビヨンと飛び出してくるので気をつけて下さい。
3.2つあるネジをドライバーで回す
![DSC09027](http://hari-hedgehog.com/wp-content/uploads/2016/02/DSC09027-300x200.jpg)
用意したドライバーを使ってネジを回してください。2つあるので両方とも。
ネジは細いのでどこか失くさないところにしまっておいてください。
最後に戻そうとしたらネジがないとかなると笑えない。
4.裏蓋を開ける
![DSC09028](http://hari-hedgehog.com/wp-content/uploads/2016/02/DSC09028-300x200.jpg)
裏蓋を開けると、こんな感じになってます。
チープな歩数計の内部ってこんな感じなんですね。
万歩計が上下に振れると、左真ん中にある銀色の棒が上下に振れます。
銀色の棒が振れて、バネの部分に当たるたびに電気が通電して
通電の度にカウンタが1つ上がるような仕組みです。
5.カウント棒と、テンション金属糸を取る
![DSC09029](http://hari-hedgehog.com/wp-content/uploads/2016/02/DSC09029-300x200.jpg)
カウント棒にテンションを与える細い金属糸(上図真ん中)と、
通電カウント用のカウント棒(上図右)を本体から外します。
6.細い金属糸を下図のように巻きつける
ここが一番細かい作業を要する所です。
真っ直ぐで細い金属糸を、上図のようにして黒い突起部に巻きつけます。
この時極力巻きつけたものが外れないようにペンチでしっかり固定します。
(ちなみに、金属糸の余剰分は適当にどこかへ引っ掛けておいてください)
7.黒い突起部にカウント棒を入れ、元に戻す
![DSC09031](http://hari-hedgehog.com/wp-content/uploads/2016/02/DSC09031-300x200.jpg)
上図のようにカウント棒を元に戻します。
(結局やったことは、カウント棒にかかっていたテンションを解除して、
かつ金属糸とカウント棒は常に通電されている状況にしただけです)
8. 蓋をして、ネジで止める
![DSC09032](http://hari-hedgehog.com/wp-content/uploads/2016/02/DSC09032-300x200.jpg)
9.歩数計改良完了
![DSC09033](http://hari-hedgehog.com/wp-content/uploads/2016/02/DSC09033-300x200.jpg)
試しに振ってみてカウントされれば完了です。
元々の状態よりも、軽く振ってカウントされるようになったと思います。
これは、中にあったテンション金属糸を外したからです。
10.メタルサイレントにクリップで挟む
![DSC09035](http://hari-hedgehog.com/wp-content/uploads/2016/02/DSC09035-300x200.jpg)
クリップが付いているので、メタルサイレントの回転部の棒に挟みます。
上図のように奥右にデジタルメータが内側を向くように設置してください。
改良歩数計の内部の都合上、このようにつけないとうまくカウントされません。
11.完成
![DSC09034](http://hari-hedgehog.com/wp-content/uploads/2016/02/DSC09034-300x200.jpg)
あとはケージの中に入れて、ハリネズミに走って貰えばOK
我が子にもカウンタ設置済メタルサイレントを走ってもらいましたが、
ちゃんと回ったであろう数を翌朝確認できました。
ちなみにうちの子は2000回転ぐらいしていたので、走行距離は0.32m×3.14×2000=2kmでした。
ハリネズミ飼いのバイブルとも言える「ザ・ハリネズミ」でも
「野生児は野原を5km走る」らしいので、まあ、そんなもんでしょうか。
カウント数の精度は余り高くないとは思いますが、走った履歴が残るのはとてもいい。
翌朝に我が子の運動会の頑張り具合を確認してニンマリできます。
制作費:100円
制作時間:15分
たったこれだけで回し車カウンタが作れます。
暇な方、暇じゃないけど回し車カウンタを作りたい方、
歩数計を開けて中の機巧を知りたい方、是非作ってみてください。
以上です。
何かわからないことあればコメントください。わかる範囲でお答えします。
あとは他に良い方法があれば教えてください。作り方改良します。
続きで、回し車カウンタテストの結果、
ダイソー万歩計よりもCAN★DO歩数計の方が精度が良い理由を書いておきます。
物好きな方はどうぞ。
![2016-02-13_22_38_48_instant6](http://hari-hedgehog.com/wp-content/uploads/2016/02/2016-02-13_22_38_48_instant6.png)
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1.回し車カウンタテストの結果
回転速度 【遅】 |
回転速度 【並】 |
回転速度 【速】 |
|
100回転1回目 | 102 | 111 | 140 |
100回転2回目 | 100 | 112 | 150 |
100回転3回目 | 102 | 109 | 158 |
100回転4回目 | 102 | 110 | 147 |
- 回転速度【遅】:ハリネズミが歩く程度の速度
- 回転速度【並】:ハリネズミが走る程度の速度
- 回転速度【速】:ハリネズミでは実現不可能な速度
回転数が早くなればなるほど、実回転数とカウント数の誤差が大きくなります。
なので、カウント値は若干上振れしてると思って数字を読みとってください。
あとは、上のカウンタテスト結果は揺れが少ない理想な状況でやってます。
ハリネズミの走り方が激しく揺れが大きいとその分で誤差が大きくなります。
2.CAN★DOの歩数計が他の歩数計に比べて優位な理由
![DSC09036](http://hari-hedgehog.com/wp-content/uploads/2016/02/DSC09036-300x200.jpg)
![DSC09031](http://hari-hedgehog.com/wp-content/uploads/2016/02/DSC09031-300x200.jpg)
1枚目がダイソー歩数計で、2枚目がCAN★DOの歩数計です。
写真を見ると、カウンタ棒やテンション金属糸など、使っている部品は大体一緒です。
唯一違うところは、CANDO歩数計が「バネ」でカウンタ棒を受けるのに比べて、
ダイソー歩数計はただの金属棒でカウンタ棒を受けるところです。
普通に歩数計として使う分にはどちらも大差ないのですが、
内部の金属糸を外してテンションをなくすと、
ダイソー歩数計ではカウンタ棒が金属棒に勢いよくぶつかり跳ねることで、
ダブルカウント、トリプルカウントしてしまい数字が大きく上振れしてしまいます。
具体的には、ダイソーとCAN★DOで下表ぐらい違いが出ます。
ダイソー歩数計![]() |
CAN★DO歩数計![]() |
|
100回転1回目 | 180 | 111 |
100回転2回目 | 220 | 112 |
100回転3回目 | 201 | 109 |
ものすごい勢いで上振れします。
どちらのタイプでも回し車カウンタを作ることは可能ですが、
極力CANDOで作ることをお勧めします。
![2016-02-13_22_38_48_instant6](http://hari-hedgehog.com/wp-content/uploads/2016/02/2016-02-13_22_38_48_instant6.png)
初めまして。
また車カウンターの作り方を参考にさせて頂きたいのですが、教えて頂きたいところがあります。
5で取り出した金属糸を、6で黒い出っ張りに巻き付けているのでしょうか?
また、糸の両端は上の黒い部分と下の金属?部分にひっかけるだけで良いのでしょうか?
教えて頂けると幸いです^_^
はる様
返信が遅くなってしまいごめんなさい。
すでに解決されているかもしれませんが念のためご回答です汗
結論から言うと、必ずやっていただきたいのは2つです。
1.細いテンション針が下部の金属と常に触れている状態にする
2.金属棒と細いテンション針が常に触れている状態にする
という点です。それさえクリアされていればやり方はこの方法じゃなくてもオッケーです。
ということで、はるさんのおっしゃるとおり、
6で黒い出っ張りにまきつけて、糸の片方を金属部分にひっかけて、
糸のもう反対をどこかに固定する事で簡易回し車にすることができます。
わからなければ改めてコメントくださいー。
こちらでもかまいませんし、LINEでツンカワをフォローしていただいてるなら
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