「夜中に一汗かいた私は、日が昇るとともに眠るのだ。すまんの。」
以前、「100均の万歩計で作る!回し車回転数カウンタ」という記事でも書いたけれど、
既製品の小動物用回し車カウンタが市場に出回っていないのです。
これはハリネズミ飼いのみならず、ハムスターなどの小動物飼いとしては由々しき事態です。
そんなわけで、前回100均万歩計を改造して回し車カウンタを作ったわけですが、
手軽に、格安で回し車カウンタが導入できる反面、やっぱり誤差が気になるって感じでした。
もっと「どれぐらいの距離」を「どれぐらいの速度」で「どれぐらいの時間」走ったのか、
そういう所が正確に分かればいいのになーと思っておりました。
そういう数字を知る方法があったのでご報告です。
先日100均回し車カウンタ自作記事をあげた所、
それを読んだ知人から面白いアイテムを教えてもらいました。
そのアイテムはロードレーサーなどに乗っている人には身近なものです。
サイクルコンピュータ
CC-VL820ベロ9
Amazonで1500円ぐらい
これ、ロードレーサーなどの自転車乗りの人が、
自分の自転車の前輪やフレームに機器をくっつけて
自分が走っている「速度」や「時間」や「回転数」を測るための機器なんです。
左にある銀色のボタン電池みたいなものは磁石になっていて、
この磁石が真ん中のピンマイクみたいな棒の先に近づくことで磁力を感知し回転数を計算。
1回転にかかる時間から、時速や走行距離を計算してくれる優れものです。
今回はこいつをメタルサイレントにくっつけてみたら
うまいこといったので、設置の仕方と設定の仕方をご紹介します。
目次
0.とりあえず同梱物に名前をつける
- 左にあるボタン電池っぽいやつ → ボタン磁石
- 真ん中にあるケーブルの先が尖ってる方 → 感知棒
- 真ん中にあるケーブルの先が四角の方 → 台座
- 右にあるディスプレイ → ディスプレイ
1.感知棒をメタルサイレントに固定する
メタルサイレント上部の金属棒のところに、
サイクルコンピュータの磁力感知棒を固定します。
このサイクルコンピュータにはナイロンタイが付属しているので
このナイロンタイで感知棒とメタルサイレントを固定します。
ちなみにナイロンタイってのはこれ。
紐の片方をもう片方の穴に入れてキュキュット締めると抜けなくなるやつ
(ダメだ。説明がうまくできない。困った。)
2.ボタン磁石をホイールに固定する
このボタン磁石、ネジみたいに成っていて、上下に挟んで固定できます。
このボタン磁石をメタルサイレント回転部に固定しますが、
回し車がぐるっと回った時に感知棒の下を通る場所に固定します。
こんな感じに設置します。
ちなみに、この時に感知棒とボタン磁石の距離が遠いとうまく回転数が測れないので、
二つの距離は極力5mm以下になるよううまく調整してください
3.有線ケーブルをメタルサイレントに固定する
一応有線タイプのサイクルコンピュータなので、
感知棒から伸びたケーブルは付属のナイロンタイで固定しておいてください。
これで、感知棒とボタン磁石の設置は完了です。
続いて測定値表示部の設定方法にいきます。
4.ディスプレイ側の設定方法
ここからは設定概要になります。テンポよくいきましょう
ひっくり返してリセットボタンを押す
真ん中下部のボタンを押して「km/h」選んで
ひっくり返した裏面真ん中下部を押して決定。
次に回転部の周計を投入する画面が表示されるので、
取説を読みながら「205」を選択して
使用している回し車の周計の値を投入する。
我が家はメタルサイレント32なので、32cm×3.14=約100cmって事で「100」を選択。
ちなみに、使用してる回し車がメタルサイレント25の場合、周計は25cm×3.14=約80cmですが、
このサイクルメータ、周計が100cm〜299cmの範囲でしか選べません。
走行距離や走行速度に2割ぐらい誤差が出るってだけで、問題なく使用することはできますが
自宅の回し車がメタルサイレント25でこの方法を検討している人は注意です。
裏面真ん中下部のボタンをぽちっと押して
時刻の設定をして終了です。
4.ディスプレイを台座にセットする
台座部をケージから外に出して、台座にディスプレイをセット
最終的にこんな感じになります。
このディスプレイにハリネズミの深夜の運動量が表示されるわけです。
とまあ、こんな感じでロードバイク用のサイクルコンピュータを設置する事で、
100均回し車カウンタより高性能で高精度な数字が見れるようになりました。
設置にかかるちょっとした苦労はありつつも、設置後の達成感が半端ないです。
2000円の出費で我が子の深夜のダイエット頑張り度が数字でわかります。
サイクルコンピュータを使用した回し車カウンタ、是非導入検討してみてはいかがでしょうか!
ちなみに、続きでは数あるサイクルコンピュータの中で
どれが一番回し車カウンタとして使いやすいか、幾つか比較してみました。
そういうのに興味がる方は〈続きを読む〉から先をどうぞ。
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外観 | 商品名 | 値段 | 機能1 | 備考 | オススメ度 |
CC-VL820 | 1500円 | 有線 | 有線タイプではあるものの、感知棒が一番小さいので、回し車設置の際の取り回しがGood。機能は最小限だが回し車カウンタとしては十分。値段も安くお手頃でお手軽。 | ★★★ | |
CC-VT235W | 4000円 | 無線 | 無線タイプなので感知棒とディスプレイをケーブルで繋ぐ必要がなく取り回しがいい。一方、無線接続するための条件が「ディスプレイ背面が感知棒側を向いている事」なので、せっかく無線タイプなのに結局接続条件が厳しい。あとは、感知棒がVL820に比べて大きいので、メタルサイレントへの固定が若干困難と思われる。サイクルコンピュータの機能としてはVL820より優秀 | ★★☆ | |
CC-RD310W | 4500円 | 無線 | この3つの中では一番サイクルコンピュータの機能が優秀。ただ、ベロワイヤレス同様に無線タイプなので、取り回しがいいやら悪いやらよくわからない感じ。なお、感知棒は大きいものの厚さが薄めなので、メタルサイレント固定はVT235Wよりは楽と思われる。 | ★☆☆ |
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結論「回し車カウンタにするなら、有線タイプのVL820が、一番取り回しが良く最小限の機能で低価格」
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