ハリネズミには顎下マッサージが効くかもしれないという話

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「怒ってないよ!顎下マッサージされるとたまになっちゃうのよ。。。」

 

人は誰でも、多かれ少なかれ、あるいは大きかれ小さかれ、なにかしらの目標をもって生きている動物でして、この目標という名のゴールに向けて様々な試行錯誤をする事が出来る稀有な生き物な訳であります。これはきっと人を人たらしめる、他に誇って良いスキルであると思ってます。

 

じゃあハリネズミを飼育している小生が何を目標に、どこに向かって突き進んでいるかというと、実は非常に単純な目標をもっております。そしてそれは多くのハリラー達が目指しているゴールとほぼ同じだと思うのです。

 

その目標とは「我が子を気持ちよくマッサージして寝かせつけたい」というものです。ハリネズミマッサージ動画に心を打たれてハリネズミの虜になった小生としては、これをまず一つの目標として日々試行錯誤している訳であります。

 

このブログでもその試行錯誤の軌跡をいくつか記事にしています。たとえば「我が子にマッサージを許してもらうための方法」という記事では初めて我が子のマッサージに成功したときの記事です。このときどういう方法で我が子に嫌がられずにマッサージまでこぎつけたかの手順を細かく書きました。

 

また、「ハリネズミにとって本当に気持ちいいマッサージを考える」という記事ではハリネズミが本当に喜ぶマッサージってなんだっけ?という当たり前の疑問を解決するために、人間にとって気持ちいいマッサージや、血流をよくするリンパマッサージというのを参考にしながらハリネズミへのマッサージ方法を考察してみました。

 

そして今日、小生が更なるハリネズミマッサージへの軌跡として何を書くのかというと、それは「ハリネズミの顎下なでなでしてみたら結構良い感じにマッタリとした顔で小生に体をゆだねてくれた」という事実と、その事実のご紹介であります。

 

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「ふぁん…」

 

以下でハリネズミの顎下アプローチの方法と、顎下マッサージの手順についてを書いてみました。なかなか我が子のマッサージがいかない方、あるいは最近我が子とのスキンシップがマンネリ化している方、是非一度お試しください。もしかしたら効果がみられないかもしれませんが、我が家のようにハリネズミとの関係に新世紀の幕開けがみられるかもしれません。

 

 

【顎下へのアプローチ方法】

1.抱き上げる

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写真のように両手で我が子を抱き上げます。警戒心が解除されないとハリネズミの針が掌に刺さって少し痛いかもしれませんが「その痛みすら気持ちいい!」「もっと刺してもいいよ!」ぐらいの広い心を持って抱き上げください。

ちなみに、このときに顔を完全に隠して厳重警戒のままだとすると、そもそも顎下マッサージのスタート地点にたてないので諦めた方がいいかもしれません。日を改めるか、あるいはもう少し人慣れしてからの方がいいと重います。

 

2.掌を差し出して臭いになれさせる

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これからハリネズミにとって少し敏感な、あるいは若干デリケートな所へ指を入れてマッサージをします。ということでまずは掌の臭いを十分にかがせて「この臭いは食べ物のにおいでもなければ、敵対生物の一部でもないんですよー」というアピールをしてください。

このアピールをしないでいきなり指を顎下にもっていこうとすると、よっぽどの信頼関係が築けていない限り相当フシュられます。めっちゃ警戒されます。毎回忘れずに掌の臭いを十分にかがせるようにすると良いでしょう。

 

3.両の親指を顎下に潜り込ませる

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写真のように、我が子を両手で抱き上げたまま、親指を顔側面辺りから顎下に向けてスルッと潜り込ませます。この潜り込ませ方も勢いよくいれず、徐々に潜り込ませる方が抵抗なくいけます。

前足で手を払いのけようとしてくるケースもありますが、何回か潜り込ませようと試行錯誤していると徐々になれてきて(諦めてきて)そのまま顎下進入を許可してもらえるケースがあります。「なに?何か潜り込んできた?イヤーナンジャコリャー」と前足で払いのけられそうになっても、我が子の嫌がり方の反応を見ながら何回かチャレンジしてみるといいかもしれません。

ただし、すごい剣幕で「イヤダ!イヤダ!イヤダ!イーヤーダー!!!」という反応をされたときは、潔く諦めるのが吉。我が子のストレスになるようじゃそもそも本末転倒なので。そこらへんは飼い主としての経験を元に判断してください。

 

【顎下マッサージの方法】

1.顎下を少し押し上げる

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写真のように少し顎を押し上げてみてください。多分親指を顎下にいれるところまでが許されていれば、多少顎を押し上げても嫌がられないと思います。顎を少し押し上げると、ハリネズミのお腹周りの筋肉(輪筋)が少しずつ弛緩していき若干リラックスモードに入ると思います。

ただし、あまり顎を押し上げすぎると嫌がられます。我が子の反応にあわせて「適度に」顎下をあげてみてください。ここで押し上げすぎて「ナンデモイヤガール」状態になっちゃうとジエンドです。お気をつけください。

 

2.顎下を優しく撫でる

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顎を少し押し上げて、体が少し開いている状態で、顎下においた親指を少しだけ動かして顎下マッサージをしてみてください。我が子はこの段階で口元を数回クチャクチャしたあと瞼を少しずつ閉じていきます。

 

3.顎下から外向きに優しく撫でる

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さらに余裕があれば顎下から外向きに優しく撫でてみてください。いつもなら顔周りだとふしゅふしゅしてしまうケースが多いですが、顎下周りのマッサージ後だと顔周りでも比較的警戒心緩くこちらに身をまかせてくれます。

 

※顎下マッサージの注意点※

1.人慣れしてないと多分親指を噛まれる

ハリネズミの顎下に指をいれるという行為は、つまりハリネズミのガブリポイントに指を置くという事でありまして、何かあると容赦なくガブリとやってきます。しかもすごい速度で噛み付いてくるので余程の反射神経でもない限り避けるのはほぼ不可能です。

 

2.顎下を押し上げ過ぎると嫌われる

うちの子は顎下を押し上げると体が弛緩してリラックスモードに入る事が多いです。多いですが、あんまり顎下を押し上げすぎると「なんぞ!」って反応とともにフシュられるので注意です。

 

3.ストレスにならない程度にやる

当たり前の話ですが、顎下マッサージをしてるときにハリネズミが本気で嫌がっているようならすぐにやめましょう。ハリネズミとの関係は想像以上に簡単に信頼が崩れるので。

 


 

 

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「ふえーい」

 

以上、ハリネズミへの顎下マッサージの仕方についてでした。顎下を持ち上げる所とか、先に掌を差し出して臭い慣れさせておくとか、色々と試行錯誤しながらようやく辿り着いた方法であります。興味があれば是非一度我が子に試してみてください。うまくいけば顎下に指をおいたまま我が子が手足をダランと垂らして「ふにゃん」と体を委ねてくれるでしょう。結構可愛いですよ。

 

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