「この写真を撮った時の栗剣さんとの距離は、実に遠かった、、、」
ハリネズミのジレンマって知ってますか?
ショーペンハウエルの随想録におさめられた有名な寓話に、
「ヤマアラシのジレンマ」っていうものがあります。
この「ヤマアラシ」を「ハリネズミ」に置き換えたもので、
まあ意訳するとザックリこんな感じ。
寒空にいる2匹のハリネズミがお互いに身を寄せ合って暖め合いたいが、
相手の針が自分に刺さり、自分の針が相手に刺さるので近づけない。
そんな2匹が、互いに針の刺さらない丁度良い距離感を見つけようとする姿。
ということで、最近は、どこまで栗剣さんに近づけるかを探りつつ
ジリジリとスキンシップ濃度を高めては栗剣さんの針頭突を食らっている小生です。
正直未だに距離感がつかめない。余はまさにハリネズミのジレンマなう。
栗剣さんと自然に仲良くなるため、
【攻め】のスキンシップではなく【待ち】のスキンシップを試みるも
差し伸べた手は冬の隙間風を感じるばかりで一向に近づいて来ず、
「せつねぇなぁ。せつねぇよ、、、」と思っていると、
突然手の平に乗ってきてくれて、
「ヤベェよ、この子ツンカワだよ、小悪魔すぎる!」
と思って、ちょっと調子に乗って【攻め】のスキンシップに切り替えて
体周りをワシャワシャ触ろうとしてみたところ、案の定、
「ブシュッ」
その全身に身につけた針を一気に尖らせて、頭突&噛みまくり。
一体どこまでなら栗剣さんは許してくれるのか、
どれぐらいじっくり待てば距離を縮めに来てくれるのか、
小生、もう距離感がつかめない。ハリジレ(ハリネズミのジレンマ)感半端ない。
とまあ、全力で悩んではいるものの、
種族の壁を言葉の力無しで越えるのがどれだけ難しいかはわかっているつもりです。
焦っても仕方がないので、徐々に徐々に距離を詰めていこうと思っています。
そして、最終的に栗剣さんと頰ずりし合えるような距離感になりたいと思っている次第です。
ただし、心と心が通い合い、栗剣さんと頰ずり出来た暁には、
私の頬は、血まみれになるでしょうがね。
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