![DSC09254](http://hari-hedgehog.com/wp-content/uploads/2016/03/DSC09254-e1458225220980-1024x777.jpg)
「下から覗きこむのはズルいゾ」
我が家の初めてのハリネズミ飼育ケージはプラスチックケースでした。
プラケースと略されることも多いこれ、所謂「虫カゴ」っていわれているやつです。
虫カゴとかプラケースと言うと、人によっては「えっ、さすがにサイズ小さくない?」
と思う人もいるかもしれませんが、結構大きいサイズまである+サイズ種類が豊富なので、
選択肢はかなり多いという特徴があります。
飼い始めはプラケースケージを愛用していたものの、
ハリネズミを飼育初めて2週間ぐらいで色々あって衣装ケースに変更しました。
今回はプラスチックケースの特徴と、ケージとして使ってみて色々感じた所を
本音ベースでレビューします。
ちなみに結論から言うと「安くて軽いけどオススメしない」です。
【基本情報】
大きさについて
比較的種類が豊富です。
底面の大きさに種類があるだけでなく、高さの種類も豊富なので、
選択肢が多すぎて逆に「どのサイズを選べばいいのだ…」と困ってしまうかもしれません。
参考に、一般的には横90×奥45×高45ぐらいあれば申し分ないかなというのが個人的な感想です。
これぐらいあれば回し車も入って、寝床もおけて、餌場水場も置けて、それでも走り回れます。
重さについて
軽いので取り回しが良い。
アクリルケージやガラスケージはサイズが大きくなるたびにグングン重くなりますが、
プラスチックケースはかなり大きいものであっても女性が一人で持ち上げられるレベルです。
こまめにケージの熱湯消毒をする人や、女性一人暮らしの人は
プラスチックケースの重さがかなり魅力的に映るかもしれません。
見た目について
![DSC09785](http://hari-hedgehog.com/wp-content/uploads/2016/03/DSC09785-300x200.jpg)
所謂虫カゴなので、部屋の中に置いておくと若干違和感があります。
見た目をもう少し良くしようと思っても、蓋は無骨なプラスチックだし
ちょっといじりようがないなーって感じです。
ちなみに、本体側面や底面の透明度は低く、ケース越しで中を見ると対象がボヤケるし濁ります。
ケージ内の視認性という意味では「ガラスケージ」や「アクリルケージ」には圧倒的に敵いません。
値段について
同サイズをケージ素材別に値段順にすると下記な感じ。
「アクリルケージ>ガラスケージ=シャトルケージ>プラスチックケース=衣装ケース」
ということで、プラスチックケースかなり安いです。
1000円出せば相当大きい物が買える上に、お釣りが返ってきます。
「ハリネズミを買って、いずれはガラスやアクリルのケージが欲しいけど
今はお金がないからその場しのぎでケージを買わなければならない!」とかだと、
ひとまずプラスチックケースを買って使うのが良いと思います。
続きまして、使ってみて気付いた事3つ書きます。
【使ってみて気付いた事】
軽いのでケージの丸洗いがしやすい
ガラスケージやアクリルケージは、それ自体がウン十キロある事もザラな中、
プラスチックケースなら重量が5kgを切るようなものも多く、取り扱いがしやすいです。
これだけ軽ければ、週一の熱湯消毒も比較的用意に行えるので、
ケージ内を衛生的に維持することが可能です。
蓋を外すとき+蓋を閉める時に音がうるさい
![DSC09785](http://hari-hedgehog.com/wp-content/uploads/2016/03/DSC09785-300x200.jpg)
一般的なプラスチックケースはこのように入れ物の上にプラスチックの蓋がついています。
このプラスチック蓋ですが、軽いし、穴があいてれば通気性も若干確保されるので良いんですが、
ハリネズミを飼う上で致命的な使用感があります。
![DSC09788](http://hari-hedgehog.com/wp-content/uploads/2016/03/DSC09788-300x200.jpg)
上の写真は蓋と本体の接合部です。蓋のカギヅメが本体にひっかかって閉まってます。
これ、結構ガッツリとカギヅメが本体に食い込むようになっていることが多いので、
蓋をはめると「ガッチャンッッ!!」とかなり大きい音がします。
ということで、この音にハリネズミがすごい勢いでビックリします。
ビックリしすぎてお漏らししてしまうレベル(実経験談)
そして、蓋をはずすときは今度はカギヅメがガッツリ食い込みすぎてて外しづらいのと、
プラスチックの上蓋を曲げてカギヅメを持ち上げるので「ギッシギッシ」と音がします。
この音もまーうるさいです。
![DSC09786](http://hari-hedgehog.com/wp-content/uploads/2016/03/DSC09786-300x200.jpg)
ちなみに、蓋を開け閉めする音も「ギコギコ」と大きめの音がするので、
ハリネズミが寝ていても起こしてしまうこと多数。
蓋を取ろうがはめようが、小窓を開けようが閉めようが、
どうしようが音がうるさいのでハリネズミが可哀想になります。
プラスチックケースでハリネズミ飼育を検討している人には
この事をしっかり理解していて欲しいです。
逆に飼育用のプラスチックケースを選ぶ時は、
これらの音が小さいものを極力選ぶ事をおすすめします。
傷つきやすいので見た目が悪い
![DSC00380](http://hari-hedgehog.com/wp-content/uploads/2016/03/DSC00380-300x200.jpg)
アクリルケージやガラスケージに比べて、プラスチックケースは耐久性が低く、
ハリネズミが壁をひっかいたりすると容易に傷がついてしまいます。
また、ハリネズミに限らず、プラスチックケースを丸洗いしたときに
ちょっと粗めのスポンジで洗っただけでも細かい擦り傷が入ってしまいます。
大概の細かい事は気にしない小生ですが、さすがにちょっと見栄えが悪いので萎え。
以上です。
安くて軽くて使いやすいんだけど、
どうしてもガチャガチャ音がしてうるさかったり、
使うにつれて細かい擦り傷が入って視認性が悪くなったりします。しました。
本飼育用のケージとして使うのは「見た目」が悪く気に入らない可能性が大です。
予備ケージとして買うとか、ひとまず場しのぎのために買うといった理由でない限り、
小動物飼育にプラスチックケースはあんまりオススメしません。
多少値ははっても、シャトルケージやガラスケージ、
お金に余裕があるならアクリルケージをおすすめします。
![2016-02-13_22_38_48_instant6](http://hari-hedgehog.com/wp-content/uploads/2016/02/2016-02-13_22_38_48_instant6.png)
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