「もっとほめてっっっ!!」
ハロー!ハリワールド!のずです!今日は、ハリネズミを飼い始めて、ハリネズミのことを色々知っていくにつれて、「ハリネズミってすごい生き物じゃん!奇跡の生き物だ!」と特に感じた事・瞬間を4つほど書き出してみようと思います。
ちなみに、小生、恥ずかしながらハリネズミを飼い始める前は、ハリネズミがどういう生き物で、どういう生活をしているのか全然知りませんでした。というか、そもそも「え?ハリネズミって飼えるの?あのトゲトゲしててたまに動物園にいる生き物だよね?マジすか!」というような状況でした。
んでまあ、紆余曲折有りつつハリネズミを飼い始めてからというもの、ハリネズミのことを知ろうと様々な角度から「ハリネズミ」について情報収集してきました。「ハリネズミにとって過ごしやすい温度は何度でどういうものが必要か?」といった事はもちろん「ハリネズミと生物的に近い生き物は何か?」「ハリネズミ飼育に必要な治療費を考える」とかそういうやつです。
とまあ、そんなふうにハリネズミの事を調べたり、ハリネズミに詳しい人に話を聞いたりしている中で「ハリネズミってすごいな!奇跡の生き物だな!わい最早その姿に感動の嵐が吹き荒れとるで!」と感じたことを、特に4つ書き出してみようと思います!
1.生まれてすぐ目が開くより先に針が生えてくる!
冷静に考えると全身に針が生えているって事自体すごいことですよね。全身に毛が生えている動物はいるし、前進に固めの毛が生えている動物もいます。でも、全身が尖った針で覆われているってそうそう簡単な進化では手に入らない気がします。すごい!体に針が生えているってすごい!
というわけで体から針が生えているだけでもすごいことなのに、なんとハリネズミは生まれてすぐ針が生えてくるのです。そして目が開くよりも先に体から小さな針が生えてくるんです。小生、これを知った時にかなり衝撃を受けてハリネズミを見る目がだいぶ変わりました。
全身を針で覆っている「ハリネズミ」という生き物がほかと違って特異だとは思っていたけれど、改めてハリネズミが進化の過程で「針で体を覆う」という事にどれだけ重きをおいて今に至ったかを肌で感じ取った次第です。
2.体を丸めると針で全方向防御が可能!
これも地味にすごいことだと思うんです。体に針を生やすよう普通に進化をすると、例えばヤマアラシみたいに背中から一方向に対して針を生やす姿が想像しやすいです。
でも、ハリネズミは体から針をはやす事だけでなく、丸まって全方向を針で防御できるのです。これは体を丸める筋肉のつきかたに対して、適切な場所に適切な量の針が生えているからこそ出来る芸当だと思うんですよね。
生物学とかよくわからないし、ダーウィンの進化論とか名前しか知らないけれど、パッと見単純そうに思えるハリネズミの「自らの針で身を守る」という事の裏には非常に緻密な設計書があるように思えて「ハリネズミってすごい生き物や!天才や!」と思った次第です。
3.新しい匂いを嗅ぐと口から泡を吐く!
ハリネズミは新しい匂いを嗅ぐと口から泡を吐いて体にそれを塗りつけます。一般的にこの行為はハリネズミの「アンティング」と言われているようですが、この行為はハリネズミ特有のもので、他の動物にはあまり見られないものです。
我が家のハリネズミも新しい餌をあげたり、新しい床材を使ったりすると、対象をナメナメして、口の中でモグモグしてアワアワを作って、下で体にヌリヌリします。その姿は実に不思議で体に塗る時も顔の上に塗ろうとしたり、手足周りに塗ろうとしたり、首元あたりに塗ろうとしたり、色々なパターンがあるように思えます。
そして何より、このアンティングという行為は「なんのためにするのか」「どうしてするのか」が未だ判明していないというのもすごいと思うのです。これだけ科学が進んでいるにも関わらず、未だにハリネズミのアンティングに明確な科学的根拠や理由付けがないという事にもなんだかロマンがあると思うのです。
【関連記事】ガチでアンティング中のハリネズミの顔を君は知っているか
4.1日に最高で7km近く走る!
これは小生の実測に基づく驚きですが、ハリネズミは1日で7km近く走ります(詳細は下の方の関連記事、「ハリネズミが1日に走る距離を1ヶ月間測定してみた」を見てみてください!)。回し車で言うと約700周です。普通にすごい。
身長20cmで500gのハリネズミが1日に7km近く走る訳ですが、じゃあ人間はどうかというと、身長170cmで体順65kgで1日に7000歩近く歩くようです(国民健康栄養調査結果より)。1歩1mなら現代人も1日に7kmぐらいの距離を歩いたり走ったりする訳ですが、そもそも人間とハリネズミじゃ身長も体重も全然違いますからね。ハリネズミはあのサイズで1日7km走るっていうんだからすごいです。ポテンシャル半端ない!
【関連記事】ハリネズミが1日に走る距離を1ヶ月間計測してみた
というわけで、「ハリネズミってすごいやん!!やん!!」と肌で感じたり調べて驚いたことを4つほど書き出してみました。これまでなんとなく当たり前に感じていた「ハリネズミには針が生えている」って事も、色々と調べたり考えたりしている内に「そもそも針が生えてるってすごくない!?」とか「その針で全身を覆えるって肉体構造やばくない!?」と感じるようになった次第です。
「ハリネズミってすごい子!」と思うとまた日々のハリネズミへの世話の仕方も少し変わってくるんですよね。最近は全身トゲトゲで丸まっている姿を見ると「いま全身で不安を感じてるんだなぁ…。落ち着くまでじっくり待ってあげないと!」と今までより強く感じる次第です。これを読んでいる人にも「ハリネズミってすごい子や!」っていう小生のこの感覚が伝わって、あわよくば「こんなすごい子はたくさん愛でてあげなきゃ!」と思いを新たにしてくれる人が出てくることを祈ってやまない訳でございます。
以上!そんな感じでした!おしまし!
こはくよりださい